Camille Paglia: "Transgender Mania is a Symptom of Cultural Collapse"
こちらの記事を紹介します(上記の文字をクリックすると元記事に飛びます)
論説:Camille Paglia(カミール・パーリア)
【トランスジェンダー熱は文化的崩壊の兆候】
マスメディアの最前線にトランスジェンダーを持ってくる意図的かつ計画的な運動が見られます。社会学者であり評論家であるカミール・パーリアは、コレがどのように幅広い文化的問題の兆候を孕んでいるかについて説明します。
「ブルース・ジェンナーの変身の背後にあるアジェンダ」という私の論説で、ブルースジェンナーの大々的に報道された性転換が、性別の境界線を曖昧にし、自然からの逸脱を素晴らしい成果として祝うことを目的とした広範なアジェンダの一部であったということを説明しました。
更にそれは、世界中で行われる来るべき政策変更のために準備されていたと考えるに至りました。
数か月が過ぎ、マスメディアのプロパガンダは法律と政策に変わった。「トイレ法を巡る戦争」から性別移行する幼い子供を助ける親への許可まで…現代社会は人類の夜明けから二元性であると考えられていた、性別の新しい定義に向かって劇的にシフトしています。
敢えてこれらの問題に取り組む有名人が、恥ずべき「トランスフォビック」とラベル付けされている状況では、この問題についての開かれた議論はほぼ不可能です。幸いなことに、周囲に同調せずトランスジェンダーのアジェンダ全体を視野に入れ、一石を投じることを敢えてする人が僅かながら存在します。
長期に渡る論争から決して逃げなかった作家であり学者のカミール・パーリアは、今日のトランスジェンダーアジェンダに隠された意味を明らかにします。彼女自身、レズビアンそしてフェミニストであるけれども、「平等」と政治的正当性の名の下に作られた、不自然で無茶苦茶な構成概念を常に批判してきました。
次は彼女の動画からの引用
「性転換手術は、医学の発達した今日でも、誰の性別も実際には変えることは出来ません」
「結局の所、人体のあらゆる細胞の中にあるDNAは、あなたの生物学的誕生の為にコード化されたままです」
「トランスジェンダー宣伝活動家は、”多様な性”について、とんでもなく盛った主張をしていると思います」
今日では、このような事実を述べることは間違っていて、人を傷つけると見做されます。もしマスメディアが、人の性別そして明確に定義されて来たものを、大きく曖昧で混乱の渦に変えることが出来るならば、そのニーズに合うように何にでも再定義可能でしょう。そして人々はそれを望んでいます。
_______________________________________
以上ここまで
※記事中のブルース・ジェンナーとは、「世界で最も偉大なアスリート」と呼ばれたアメリカの英雄。モントリオールオリンピック金メダリスト。その後映画・テレビ業界に転向したテレビスター。65歳で性別移行。現在の名はケイトリン・ジェンナー。
【左】バニティフェアの表紙を飾った”ケイトリン”ジェンナー 【右】若き日のブルース・ジェンナー
注:右側と左側は同一人物です
ブルース・ジェンナー(ケイトリン・ジェンナー)は、若い頃から結婚、離婚、再婚を繰り返し、別れた妻の連れ子であるカーダシアン姉妹の義父として知られる。リアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」で有名な一家の一員でもあります。
ブルース・ジェンナーの性転換は時の大統領であったオバマにツイッターで称えられるほど全米中を騒がせました。
こちらが当時の元大統領オバマ氏のツイートです。
ブルース・ジェンナーの性転換がアメリカで大々的に報じられたことによる影響は非常に大きかったことは間違いなさそうです。
これを契機として大きく社会が変動していったという所でしょうか・・・
日本語のウィキペディアのページがありました。
これによると、日本語に翻訳された著書も多数あるようです。
ちなみに、非常に残念なことですが、カミール・パーリア氏もトランスジェンダリズムを批判しているということで、大学教授の職を辞めるように圧力をかけられています。